2024 AUTOBACS SUPER GT Rd.4 「FUJI GT 350km RACE」|夏の富士はメルセデスが躍進!マットブラックの65号車が4年ぶりの優勝を飾る。
8月3日から4日にかけて富士スピードウェイで行われたスーパーGTの第4戦。GT300クラスでは、今回も欧州GT3マシンが活躍を見せた。
第2戦では88号車JLOCのランボルギーニ ウラカン GT3、第3戦鈴鹿では777号車D’station Racingのアストンマーティン ヴァンテージ GT3が優勝を飾り、欧州スーパーカーが軒並み活躍を見せているが、夏の恒例イベントである富士ラウンドではメルセデスAMG GT3が大活躍を見せた。
予選ではマットブラックの65号車 LEON PYRAMID AMGが今季2度目のポールポジションを獲得すると、今回からウラカン GT3 EVO2を導入した87号車METALIVE S Lamborghini GT3が2番グリッドにつけた。さらに4号車グッドスマイル 初音ミク AMGが3番手に続くと、777号車、88号車が4・5番手に並び、欧州スーパーカーがグリッド上位を独占した。
決勝レースでは、65号車がスタートから後続を引き離す快走を披露。22周目には7.4秒までリードを広げた。その直後にはコース上でトラブルによりストップしている車両にいち早く気づき、早めのピットインを決断。これがさらなる大量リードを手に入れるきっかけとなり、そのままトップチェッカー。65号車としては2020年以来となる4年ぶりの優勝を飾った。さらに4号車のメルセデスAMG GT3が粘り強い走りでポジションを守って2位でフィニッシュ。メルセデスAMGが安定感抜群の走りをみせ、トップ2を独占した。
また、GT500クラスは、8号車ARTA CIVIC TYPE R-GT(野尻智紀 / 松下信治)がポール・トゥ・ウィンでCIVIC TYPE R-GTの今季初優勝を飾った。
写真=南 博幸/鈴木華子 文=吉田知弘 編集=濱田寧々